12月5日日曜日。本日は朝から晴れ。
前日同様のドーミーイン朝ごはん。連泊だとバイキングの勝手が覚えられる。(その割にアジ丼を食べそびれる大失態だが…)
朝温泉と乳酸菌飲料を堪能し、朝9時前に出庫。
本日は長崎市内巡り。「色づく世界の明日から」舞台探訪。(14年前の「sola」も少し思い出しつつ)
なお、こちらの舞台探訪マップを参考にさせていただいた。
水辺の森公園で、長崎らしい海辺の風景を感じる。トマトしるこを販売している自販機は、14年経ってもやはり見当たらない(こちらは「sola」ネタ)。
「水辺の森公園レストラン」を眺めるこの構図、何故か「sola」のほうで一番に思い出される風景。
東山手甲十三番館を経由してオランダ坂へ。色づくOPで胡桃と千草がじゃれてたあたり。
グラバースカイロードは特徴的な斜行エレベータを横目に、普段の不精を反省して階段を登る。登り切った大浦展望公園で一休み。
祈念坂。長崎らしい湾の光景を眼下に望み、この先の未来も、長崎が平和な美しいまちであることを祈る。
グラバー通り。OPで瞳美が駆けている道。(何故か琥珀だと思い込んでいた)
鍋冠山展望台へ。前回3年前に探訪した際はトワイライトタイムの探訪だったが、今回は晴天の昼間に来られた。
「海が青くて良かった。空が青くて良かった。あなたがくれた色…私の明日には、たくさんの色がある」と、最終話EDの瞳美の独白を思い出しつつ。
そのまま山の上を辿り、出雲近隣公園へ。最終話で瞳美を60年後の未来に送り返そうとした儀式の風景が思い浮かぶ。
椎の木界隈の路地を抜け、どんの山公園。このあたりは舞台探訪マップが無ければ到達困難なんじゃないかな…
東山公園でゴール。春の桜の時期にはとても居心地がよさそうな空間。
どんの山公園~東山公園界隈の路地裏が長崎感満載だった。
石橋電停まで下り路面電車で移動、昼食はめがね橋「共樂園」でかた焼きそば。長崎グルメは正直ちゃんぽんも美味しいけど、どうしてもかた焼きそば派なんだ。
駅ビルでお土産を買い、駅前歩道橋で路面電車撮影。14年前もこの構図だったなあ、と思い返しつつ。
帰路は長崎15時19分発、博多ゆき特急「白いかもめ26号」。885系は全車「AROUND THE KYUSHU」仕様に改装されたが、SM1編成で元「かもめ」仕様だった。
浦上を発車すると長崎市街を横目にスピードを上げ、長崎トンネルに突入する。長崎に別れを告げる瞬間。次こそ、いよいよ新幹線で。
最後にどうしても眺めておきたかった、長崎本線の有明海沿い区間。多良~肥前大浦間(里信号場付近)のオメガカーブが一番のハイライトだと思う。
新幹線のスピード化と引き換えに、この旅情あふれる景色が特急車窓から眺められなくなるのは寂しい。
2時間の旅で、17時14分、終着博多へ。次に乗るときは武雄温泉ゆき「リレーかもめ」になっているのであろう。
日本全国さまざまな列車に乗ってきたが、デザイン性や車窓で、強く印象に残してくれた名列車だったと思う。885系特急「白いかもめ」に、無上の感謝を。
博多といえば毎度恒例、1・2番線の立ち食いラーメン屋で早めの夜食。うまい。
ところでラーメンを啜りこんでいたら「1番線に当駅止まりの列車」とのアナウンス、次いで轟音が響き渡り、何かと思えばこの列車だった。また会ったな。
博多駅で今までならば始発「のぞみ」に乗るところだが、新幹線発車標を眺めて「のぞみへ。先に、帰ってるね」との思いとともに地下に潜る。地下鉄で2駅。
時間が余ったのでデッキに出てみたんですが、夜の福岡空港楽しすぎませんか。
…と余裕をかましつつ保安検査に早めに並ぼうとしたら、保安検査待機列がブーストしていてひええええとなった。自粛明けですね!
抜けたらすでに搭乗が始まっていて、おまけに「本日は満席」とのアナウンス。そういえば「混雑が予想される」との物騒なメールが前日に届いていた。
福岡19時20分発、NH268便の人となる。機材変更で長胴型の787-9充当。なお、復路も早割で1万円。
定刻に離陸し、羽田までの所要時間は1時間半。長崎の2作品繋がりの景色を思い返し、また新幹線開業後の再訪を願いつつ、航空機は夜闇のなかを東へ向かうのであった。
<今回はここまで>