年の瀬になり「今年も怒涛の1年だった」とベタな振り返りをする一方で、遠出不足と、有給併用で年末年始10連休のため、年内最後の遠出に。
岩手県北バスでは冬季のみ1968年式のボンネットバスが定期運行しているのに興味があり、これを機に乗りに行く。
(あと、ビューカードでJRE CARDを新規発行したら、年末までにえきねっと利用でポイント貰える理由もあり)
なお労働の疲労により、この3日間のテーマは「冬のごほうび」「療養」「何もしない」である。
12月26日日曜日、朝9時。東京駅新幹線ホーム21番線に上がる。
日曜だから空いているかと思いきや、2020年末比で人多め。〽北へ帰る人の群れは誰も無口で(感染予防のため)、なwithコロナの風景。
「はやぶさ・こまち9号」で北へ。トクだ値5で普通車指定席利用だが、モバイルSuica利用だとポイント還元率が上がるのに、やはり磁気券を発券してしまう問題。
東京から2時間強で盛岡到達。
駅南口の立ち食いそば「はやて」で、ラーメンの昼食。
駅東口のバス停から、12時12分発のの岩手県北バスに乗る。八幡平方面の松川温泉ゆき、この時点では終着松川温泉ゆきとして案内。
1時間強走り、松尾鉱山記念館バス停での時間調整停車中に「この車両は八幡平マウンテンホテル止まり、松川温泉は別車両に乗り換え」とのアナウンス。それはそれとして保存車の電機が気になる。
八幡平マウンテンホテル到着、この先松川温泉までの分を精算し乗り換え。待機していたのは雪景色に映えるボンネットバス。アンティークさにときめいちゃう!
八幡平からの乗客も含めほぼ満席で、チェーンの振動を全身に味わいつつ、急勾配・急カーブを登る。冬季は四輪駆動のボンネットバスでないと到達できないのも納得の険しい道。
終着・松川温泉に到着。峡雲荘の玄関まで乗り入れてくれるのは便利。折り返しまでは近隣に引き上げて待機する。
折り返しの間に峡雲荘にチェックイン。盛岡中心部から片道2時間、かつ滅多に到達できない「秘湯」とあれば、普段はビジホ派の私であっても、温泉宿を選びたくなる。まさに「冬のごほうび」!
峡雲荘入口の勾配を駆け上がり、八幡平へと下っていく復路便のボンネットバスを撮影。
長靴を借りたので、折り返し往路便が登ってくるまで周辺散策。松川地熱発電所、シムシティかFFⅦに出てきそうなアツい建造物。
八幡平から登ってきた往路便。松川荘口バス停の標柱が雪に埋もれている。
足の裏がキンキンに冷えた雪中撮影のあとは、部屋の地熱暖房で温まり休憩。
夜食前に早めに、温泉に浸かりに行く。硫黄のかおりがムンムンし、そして遠慮ない熱さ。雪の通路を辿る混浴露天風呂(ただし女性用は別にあるのでハプニングはほぼ起きない)も堪能し、一年の疲れを癒した。
夜食は部屋食の温泉旅館ごはん。ホロホロ鳥のお鍋も美味しゅうございました。
前述のように「療養」「何もしない」がテーマであるため、夜20時前から部屋でテレビにHDMIケーブルを繋げてゴロゴロする回。
なお、チェックイン時に説明を受けていたが、地熱暖房は調整が出来ずおまけに夜は暑い。結果、真冬の山奥で扇風機を回しながら床に就くことに。ポカポカ…
<つづく>