12月28日火曜日。弘前の朝。外を見下ろすだけで寒い。
ほたてごはん。八戸前沖鯖、いがメンチ、津軽漬けと青森ご当地がそろったドーミーイン朝ごはんを楽しむ。
さてこの日は、10時前に弘前を「つがる2号」で出て、久々の秋田内陸線→阿仁前田温泉で優勝しながら盛岡へ抜ける予定だった。
時間に余裕があるので、さて朝一の温泉で優勝からの乳酸菌…と、さっぱりした状態で部屋に戻ると、えきねっとからメールが届いていた。
「ご予約の列車運休のお知らせ
ご予約いただいた列車が運休となりました。2021年12月28日 つがる２号」
やったね☆旅程が崩壊したよ☆
自由席特急券でもメールが来るのね。青森側がえらい雪で弘前以北が動かないらしい。さて代替案を考える。
①秋田内陸線 ：阿仁前田温泉途中下車ルートは崩れ、ただ乗り通すだけは面白くない
②津軽鉄道 ：五所川原までの五能線がアウト
③花輪線 ：無難だけど長い
④弘前界隈 ：黒石つゆ焼きそば食べたことない
→ということで④に決定。10時前にのんびりと出庫。
昨夜は「冬のさくらライトアップ」を眺めた弘前城公園、今度は昼の雪景色。杉の大橋の朱色がエモすぎたので優勝。なお2回転倒した。
陸奥新報社前からワンコイン循環バスで弘前駅へ。「現金だけだけどワンコイン」「10分に1本」の分かりやすさ。
弘前駅、分かりやすい運転見合わせ表示。みどりの窓口がカオスだった。
弘南線に乗る。乗車間際の吹雪きっぷりに「ぶらぶら遊んでていいのか、早急に脱出ルート確定して帰るべきでは」と少し不安に。
約10年ぶりの黒石。つゆ焼きそばは狙っていた2店に振られ、通りがかりのラーメン屋「鉄満堂」で味わう。暖まって美味しい。
黒石から青森方面に弘南バスが出ているので気になったが、青森方面大雪による道路事情悪化で「午前中運休」が「終日運休」に化けた。さらには奥羽線も山を越えた津軽新城まで運転再開したが、その先新青森・青森までが除雪中でアウト。
弘南線で弘前に戻る。改造顔にも微妙に差異が。
平賀で途中下車するのも一案だったが、1時間サイクル待ちがだるいのでそのまま弘前まで。
このリゾートしらかみは動けたのかしら。
疲労が溜まっていたので、ヨーカドー地下のドトールで茶をしばき休憩。
前述のとおり弘前脱出が少し難しい状況だが、東北道は弘前以南は問題ないので、弘前バスターミナル16時55分発、再びの高速バス「ヨーデル号」の人となる。
しかもまたもや岩手県北バス充当便。今度は岩手県北オリジナルカラー、しかもコンセント付きの車両。
インターネットで話題となった弘前松屋横を通過し、大鰐弘前ICから東北道に乗る。往路と同様に花輪SAで休憩を取り、弘前→盛岡およそ2時間半。積雪の中安全運転で盛岡まで到達できたことに感謝。
盛岡で乗換時間は30分あったが、薄々予感のとおり夜食確保に失敗。酒とおつまみだけ買って空腹を誤魔化す作戦、2021年年末らしいと言うか…
盛岡19時50分発「はやぶさ・こまち46号」、こまち側が田沢湖線内で遅れ、盛岡15分延発。師走の陸奥路を、東京目指して320km/hで上っていくのであった。
＜今回はここまで＞
