富山2日目の朝。
マンテンホテルと言えば北陸特産品も供される朝食バイキング…だったのだが、アフターコロナの「新様式」を受けてフルバイキングでは無くなり、和朝食/洋朝食から選択して、小鉢で特産品などを選べるようになった。
バイキングの弊害のフードロス削減もこれでできそうなので、これが「新しい朝食様式」なのかもしれない。
出庫。この日の朝は生憎のお天気だった。
市内電車に揺られて南富山駅に着くも、不二越・上滝線は遅れが出ているよう。サイネージや発車標スクロールやスマホでの現在列車位置アプリに慣れてしまった昨今、遅延情報の有人改札口張り出しは久々に見た。市内電車の行き来の様子を眺めながら待つ。
そして来た富山地鉄の電車は東急大井町線8590系だった。どうして。
大山寺→岩峅寺→寺田と富山地鉄の特色ある駅探訪シリーズ。大山寺はTLで見て「富山地鉄にまさかの地下駅が」としか見えなかったので今回降りてみた。
富山地鉄、もっと掘り出せばまだ特色ある駅がありそうな気がする。また1日券片手に乗り歩きしてみたいかも。
電鉄魚津で途中下車。TLで魚津の米騒動が「ビジネスこめそうどう」とかいうネタ扱いされていたので散策してみたのだが、「米騒動発祥の地」で謎の笑いしか出ない。
東三日市で下車し、「みやき」で黒部のご当地グルメ「くろべ水餃子」をいただく。くろべ名水ポークや黒部の名水由来らしい。
映画「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」でも見た記憶のある電鉄黒部駅。年代モノの駅舎に3面3線の配線、ホームを覆う大屋根と、「男の子ってこういうのが好きなんでしょ」感満載の駅構造だ。
自社発注車の14760系で電鉄富山へ戻る。この色の電車を見ると地鉄感あって安心する。
今回の主目的は「南北統一」を味わうこと。しかし南北統一されても北側は日中15分間隔なのね。もっと頻発運転していそう、と思ったのは先入観。
富山駅を発車すると右カーブと分岐器を曲がりながら、旧富山駅北電停を通過する。この100mほどの区間に、私鉄乗りつぶしのために来たようなもの。
競輪場前で途中下車し、富山港展望台。
何となく美味しそうな富山海鮮グルメを思い浮かべながら展望台に上ったのだが、海産物水揚げで有名なのは新湊のほうらしい。富山港は商工業用の港なのかな。
岩瀬浜からの折り返しは、南側の車両(サントラム)が来た。富山駅以北に入るのは北側の車両だけかと運用を見ながら思っていたが、そうでもないらしい。
後ろ側の展望を陣取り、富山駅「南北統一」の様子を車内から眺める。
この日の晩御飯は「白えび亭」の富山スペシャル天丼をテイクアウトして部屋でいただく。冨山の魚介類を天丼にした贅沢な一品でした。
<3日目につづく>