「みちのく潮風トレイル」というトレイルコースがあり、いつか歩いてみたいと思っていた。
福島県は相馬から、青森県は八戸までを三陸沿岸沿いに繋ぐルート。
人生後半戦に入りつつあるが（そんな認識はどこにもないが）、ひとつ長い目で取り組めればよいと思い、今回ようやくスタートを切ることにした。
なお、本当にあれやこれやの事情で延期を重ね、当初予定より●年●ヶ月遅れであるのは内緒。
10月29日土曜日。よい秋晴れの日。
仙台ゆき「ひたち3号」、2年前に乗ったときは上野始発だったが、今年春のダイヤ改正で品川始発になった。少し旅情は失われるが、それより利便性向上のほうが大きい。
品川7時43分発車。品川から相馬まで4時間超の道のり、ラジオ聴いたり、車中で昼食「東北復興弁当」をいただきながら。
少々遅れて到着した相馬で下車。趣のある駅舎。
福島交通の松川浦循環路線バスで海のほうへ。「浜の駅松川浦」まで。
相馬市伝承鎮魂記念館を訪問。あの大震災から10年超、三陸沿岸や原発周辺の被害に目が向きがちではあるけど、ここ相馬も集落が被害を受けており、あの日、東北はどこも深い傷を負ったことを改めて思わされる。
松川浦界隈を歩いて辿り。
松川浦環境公園へ。ここが「みちのく潮風トレイル」スタート地点。ゴールの八戸・蕪島にいつか辿り着けるかどうかは神のみぞ知る。
相馬市街へ向けて歩く。看板だけだった田んぼアート。
頭がぶつかりそうな高さ制限1.6mの常磐線ガードをくぐり。
17時前に辿り着いた相馬中村神社で今回ここまで。
相馬神社で柵などが崩れ落ちていたのは、今年春の強い地震の被害なのかな…
今夜のお宿はホテルコーラス相馬。駅から少し離れてはいる＆看板のホテル名文字色ピンクなのがそこはかとないラブホテル感…だが、2013年オープンと真新しく、水回りセパレートなのが良い。
夜食は県道を南下したところにある「どさん子大将」。この記事を書いていていま初めて知ったのだが、「どさん子」と「どさん子大将」は別物らしい。どっちも未体験だったわけだが。
地元民常連客が焼肉宴会をしていて、チェーン店とは？？？となっていたけど、改めて調べて少し納得。
「福島県観光特典クーポン」が使えるファミマで酒類を買い、有効にクーポンを消化したうえで、自室に戻るのであった。
＜つづく＞
